中華鍋は、炒めるという基本的なことはもちろんのこと、蒸したり、 茹でたり、揚げたりと活用範囲がとても広い鍋です。 中華鍋ひとつあれば何だって作れます。
日本料理や西洋料理では、いくつもの鍋やフライパンを使い分けますが、中華料理では、中華鍋ひとつで炒める焼く、 煮る揚げる蒸す茹でるをこなします。 大きいものほど万能性を発揮します。
中華鍋には柄のある片手鍋と、 両側に取っ手のついた両手鍋があります。
個人的に愛用しているのは両手鍋です。 鍋を振りやすいところが好きです。 火にかけると持ち手があつくなりますので、 布をはさんで持ちます。
中華鍋のサイズに対して、家庭のコンロは小さいので、 使用の際は鍋の側面も炎に当ててあたためるとしっかり熱をもちます。
材質は厚めのものが良く、打ち出し鍋はサビにも強く、耐久力があります。
家庭用ガスレンジで使う場合は、専用の五徳が便利です。 丸い底が安定し、火の回りがよくなります。
中華鍋を使うなら、やはり専用のお玉を揃えたいところです。 大きくて丈夫ですしね。 チャーハン等を作る場合は、中華ヘラも便利です。
中華鍋の掃除にはササラがあると便利です。 鍋の使用後はササラでゴシゴシ洗います。 しつこい汚れの場合は鍋を強火で空焚きすると綺麗さっぱりとれます。
普通、洗剤で洗う必要はありません。 鍋がまだ熱いうちに、ササラで水洗いし、火にかけて乾燥させます。
中華鍋で調理する際には油ならしが必要です。 といってもムズカシイものではなく、鍋を強火にかけて白煙が立ったところで油を注ぎ、鍋全体に行き渡らせてから一旦油を戻します。
そしてあらためて、調理に使用する油を注ぎます。 こうすることで、鍋に材料がくっつかなくなります。
公開日:05/09/3(土)
改訂:22/02/27