鶏がらスープをとった残りのガラには隠された秘密があります。 実は、ウマイのです。
だしガラの「ガラ」をよく見つめてみてください、身が沢山残っている事を確認できるでしょう。
魚でも肉でも、骨に近いの身が一番旨いと言われます。 良いスープを抽出できた記念に、 ぜひトリガラを食べてみましょう。 特に首あたりの骨に付いている身(セセリ)が柔かくてオススメです。 ご飯の上にほぐした身を乗せ、マヨネーズと醤油をかけて頬張れば、まるでツナごはんのような風味になります。 青のりを散らしてもイイ感じです。
ちなみに鶏ガラを唐揚げみたいに揚げると、 長崎銅座で有名な鳥屋「江戸善」の山賊みたいになる事を発見しまして。 ビールが止まりませんよ、うぁっハッハッハー。
鳥鍋にも書きましたけど、 身をむしる際には小骨が残らないように注意してください。 鳥の骨は鋭利ですから。
首周辺の肉(セセリ)は、ホント柔らかくて美味しいです。
別にご飯にかけなくても、小ネギを散らしてポン酢をかけ回しててつまんでもイケてる肴になります。 ラーメン屋のおつまみチャーシューみたいな。 その他キムチ鍋の具にしたりとか。 なにしろ捨てるにはもったいない大切な食材だと思います。
そんなにいけませんか。 トリガラスープを抽出した残りのダシガラを食べたら。 別に好きでやってんだから良いじゃないか! これは嫁に対する意見なのですが、トリガラを食うのがどうにも許せないそうで。 「カスを食うな」と。
じゃあイイです。 カスになる前に食いますから。 ということで、つまむためにトリガラを買ってきて、 ダシはとらずに唐揚げのように小麦粉を薄くまぶして揚げました。 せめてこれだけは試してください、絶対に美味しいですから。
※揚げすぎに注意してください。 肉がなくなります。
05/11/20